小学3年生の分数の授業は、『分母が同じ』計算や『少数との関係性』が中心です。
今までの整数を計算する考え方と違い、初めて『1』を分解して考える難しい単元。
先生曰く、この単元から算数への苦手意識が芽生え始めやすく、これから高学年の授業にステップアップする大事な単元にもなるので、必ずご家庭でも復習を欠かさず行ってください。とのお達しが!
確かに、これから分母が違ったり掛け算引き算もでてきてますます難しくなります!!
今日は、小学3年生で初めてなら習う『分数の足し算』の教え方についてお話ししていきます。ママの復習にもぜひお役立てください。
小学3年生の分数問題は?
小3の分数問題
- 元の長さを等しい大きさにわける「等分」
- 分数の読み方
- 分母と分子の意味
- 分子が大きくなる意味
- 分数と少数の関係
- 分母が同じ分数の足し算・引き算
この6つを習います。
息子の教科書には、「1メートル・1リットル」を元の数としています。3/4は何センチですか?という出題はされていません。あくまで、分数の考え方の基礎をみっちり勉強する単元のようです。
子ども達が覚えやすいのは、ピザ・ケーキ・折り紙・牛乳・ジュースを例に出す方法ですね。
ジュースがパックに3/10リットル、瓶に2/10リットル入ってあります。合わせて何リットルありますか?
式、3/10+2/10=5/10
答え 5/10
分数の足し算の教え方は?
この図のように『1/10の何個分かな?』
と、分数の計算をする前に、「10のうちの何個分なのか?」を頭でイメージさせてから、分数に直す練習をすると習慣になりますよ。
それでもわかりずらい子は、実際にメモリを10個書いた紙コップを3個準備します。
3/10と2/10ずつ入れた、水を空の紙コップに移すと何分の何まで入るのかな?
目で見てわかるし、実験形式なので体も動かし脳に記憶されやすくなります。
分子を変えて何度も繰り返すと自然と覚えていきますよ。
お子さんの好きなジュースにしてもいいですね♪
仕組みがわかってしまえば、計算問題・文章問題で反復練習できます。
分数の足し算のまとめ
小学3年生の分数の教え方についてお話ししてきました。
日常生活で使われる計算方法ですので、物に例え説明するとわかりやすいでしょう。
『もとの数を1としたときの、何分の何?』を理解しておくことが重要です。
今は、1メートル・1リットルとイメージしやすい単位で整数を表現してますが、『90センチ・200cc』とパっとイメージしにくい表現もでてきます。
4年生で習う分母の違う分数の計算に向けて、日常に分数を取り入れてみるのもいいですね♪