小学生教育

勉強しない中学生はほっとくのが一番よい!?勉強嫌いの我が子に勉強させるダメ押し戦術

小学校時代は素直に勉強していた我が子。しかし中学生になるとそうはいきません。あの手この手を試したもののなかなか上手くいかない、皆さんもそんな経験はありませんか?
しかしそれが中学生という生き物なのです。

もう中学生にもなったのだから、ほっとくといいのよ、なんて先輩ママさんは言いますよね。

実はそのアドバイス、とても心理をついているのですが、実はほっとき方にもコツがあるってご存じでしたか?

そのちょっとしたコツでお子さんの勉強への姿勢が大きく変わっていくのです。今回はその大事なコツについてお話したいと思います。

勉強しない中学生が勉強しない理由

さてまず、勉強しない中学生が勉強しない理由を考えてみましょう。

個人差はあるとおもいますが、中学生の勉強できない最大の理由は、やはり反抗期が大きな原因だと思います。

ママ♪
ママ♪
中学生といえば思春期かつ反抗期の一番難しい時期ですよね。

反抗期=女性に言い換えると生理中のようなもの、と表現している方もいます。

確かに生理中は何をしてもイライラしますし、ドロドロとした思いが渦巻くことがありますよね。

そんな状態で勉強しろと言われても…生理でしたら数日ですみますが、そんな状況が何日も何か月も続くのはとても辛いことだと思います。

このような精神状態では、落ち着いてお子さんが勉強に向き合うのは相当ハードルが高いということがわかりますよね。

こんな状況で親はどうしたらいいのか?次の章ではその辺りを探っていきましょう。

勉強しない中学生に絶対言ってはいけない言葉

中学生は反抗期、思春期の影響で、メンタルが乱高下する大変な時期です。
では次にそんなピリピリとした状態の中学生に絶対に言ってはいけない言葉や、絶対にしてはいけないことを考えてみましょう。

まず絶対に言ってはいけない言葉とは、ズバリ「勉強しなさい」です。

勉強させたいのに「勉強しなさい」って言わないでどうするの!?そんな反論が聞こえてきそうですが、この言葉は最大の禁句です。

正直私も何度この言葉を中学時代の長男に投げかけたことか。あまりに言いすぎて長男がリビングにこなくなってしまったことも(笑)この言葉は親子の間に距離を作ってしまった、と今となってはしみじみ反省しています。

次に絶対にしてはいけないことですが、それは子どもに対して「無関心」になることです。

え?タイトルでほっといた方がよいって言ってなかったっけ?なんてツッコミが入りそうですが、ほっとくにも良いやり方と悪いやり方があるのです。

子どもの興味関心や学習状況を全く知らないという、いわゆる「無関心」状態が悪いほっとき方。そして子どもの生活に関心がありつつも、こうしろああしろと干渉しないことが良いほっとき方です。

つまり、ほっとくのだけれども、ほっとかないという絶妙なさじ加減が必要なのです。

親がほっとくべきポイントとほっといてはいけないポイントを抑えながら接すると、子どものやる気が自然と湧いてきます。次の章ではそのポイントについて詳しくご説明しましょう。

勉強しない中学生に対するほっとくポイントとほっとかないポイント

 

最大のほっとくべきポイントは「勉強や成績をほっとく」です。

 

これが親にとってはなかなか難しい!まさに忍耐の境地です。

しかしここはグッとこらえて、まずは成績に一喜一憂せず、本人のやりたいようにやらせてみましょう。そこで悪い成績を取ってきた時に、「このままじゃマズい」と本人に気付かせることが大事です。

次はほっとかないポイントです。それは「子どもが話すこと」です。

学校でも部活でも趣味でも、例えゲームの話であっても(笑)耳を傾けてあげましょう。途中で「そんなことどうでもいいから勉強しなさい」という横ヤリは絶対厳禁。
ただ子どもの話すことを受け入れて、認めてあげるのです。

マズローという偉い心理学者さんによりますと、

人は他者から認められる、つまり承認欲求が満たされると、次に自己実現の欲求が生まれてくるそうです。自己実現の欲求とは、自分の能力を発揮したいという気持ちのこと。

つまり親から認められていると感じると、自然とやる気が湧いてくるという心理的な仕組みがあるのですね。

勉強しない中学生を勉強させるダメ押し戦術

さて、承認欲求が満たされ、やる気が湧いてきたお子さん。
そこで自分の成績の悪さに気付き、なんとかせねばと思い始める時期がやってくると思います。その時期を見極めて、次のダメ押し戦術を試してみましょう。

お子さんが悪い成績に落ち込んでいる時、それはピンチであるとともに、最大のチャンスにもなるのです。

まずはゆっくりお子さんの心の内を聞いてあげましょう。お子さんが気持ちを吐き出した後、ではどうしたら勉強に取り組みやすい環境になるか、を一緒に考えてみましょう

お子さんが自分の部屋でやってみようというなら、勉強部屋の環境を一旦見直してみましょう。

漫画や携帯などの誘惑アイテムがすぐ手に届く所にありませんか?どう整理したらよいかお子さんに問うてみましょう。親に言われてやったことには身が入りませんが、自分で決めてやったことには自然と気持ちが入るものです。

逆に静かな部屋よりもザワザワしていた方が勉強に集中しやすい、というお子さんもいます。

そういった場合はリビング学習や、音楽を聴きながらするというのも一つの手です。その際は、耳栓やヘッドホンを買ってあげるのもよいですね。

因みにうちの長男こちら派ですが、学校の先生からは勉強はテレビを消して静かな部屋で、と言われてきたので当初これはやってはいけないことと思い込んでいました。

そういった先生や世間の価値観でなく、自分に合ったやり方を自分で追求していくことも大事なこと。なぜならば、長男は音楽を聴きながらやった方が確実に集中できているからです。

他にもやり方は無限にありますが、大事な点はどのようなやり方でも自分で考えて自分でやること。お母さんが答えを出さず、例え上手くいかなかったとしても、叱らず責めず、ではどうしたらいいのかを一緒に考えましょう。

その際に必要なアイテム、整理するための道具、耳栓やヘッドホンをなど用意してあげることで、子どものやろうとしていることを後押ししてあげて下さい。

子どもは自分のやり方を認めてくれる親からの承認で欲求が満たされ、かつ応援されているという愛情を感じることができるでしょう。

勉強しない中学生はほっとくのが一番よい!?まとめ

勉強をしない中学生には、親は勉強についてはほっとくことが最大の戦術であることがご理解いただけたのではないのでしょうか?それではほっとくべきポイントとほっとかないポイントをもう一度確認してみましょう。

  • 「勉強しなさい」とは絶対口にしない
  • 成績や勉強に関してはほっとく
  • 子どもの興味関心はほっとかない
  • 勉強に取り組みやすい環境を親子で考える

このように接したことで、現在高校生の長男は自分なりの勉強スタイルを確立しつつあります。

勉強してほしいという親の気持ちを子どもに押し付けるのではなく、子どもの気持ちのベクトルに寄り添うこと。これが勉強しない中学生の勉強欲を伸ばす最大の攻め戦術なのです。

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