敬老の日=贈り物という風潮がありますが、果たして贈り物が絶対に正解でしょうか?答えはNO!今回は敬老の日に贈り物でなく、電話で感謝を伝えるメリットをご提案したいと思います。
そうは言ってもやっぱり贈り物がないとなんだか物足りないよねえ…なんて感じる方も多いかもしれませんが、実は電話ならではのメリットって沢山あるんですよ。
でも言葉の力をかりるにはちょっとした工夫が必要です。今回は思いを100%伝えるためのコツと文例集をご紹介していきますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
敬老の日に贈り物ができない事情とは?
敬老の日というと、何かしら贈り物をするというイメージがありますが、ネットや周囲の声を聞くとさまざまな事情がみえてきました。
敬老の日に贈り物をしない、もしくはできないとみなさんが思うさまざまな理由を以下にまとめてみました。
- 面と向かってお礼を言うのが恥ずかしい
- 学生のため自由になるお金があまりない
- 仕事や育児で忙しく、贈り物を用意する暇がない
- 家庭の事情で金銭的に余裕がない
近しい関係、もしくは疎遠だったりすると、いまさら面と向かってお礼の言葉を言うのって確かに気恥ずかしいですよね。
また、みなさん忙しい日常の中で、金銭面や家庭の事情で贈り物をする余裕がないという姿が見えてきます。
面と向かわない分恥かしさはグッと減りますし、まとまったお金も必要ないというのが、電話の一番のメリットですよね。
次に敬老の日=贈り物という世間様のイメージって本当にベストなお祝いの仕方なのかどうか、また敬老の日に贈り物がなくても本当に大丈夫なのかどうかを検証してみましょう。
敬老の日に贈り物がなくても本当に大丈夫?
敬老に日に電話だけじゃちょっと申し訳ないかも…ってなんとなく思いますよね。でも敬老の日にプレゼントを贈らねばならないという決まりがあるわけではありません。
敬老の日はあくまでお年寄りを敬う日。勿論敬うために贈り物をしても良いですが、言葉で「ありがとう」や「元気でいてね」と伝えることも立派な敬い方だと思います。
私も以前、敬老の日にちょっと奮発した贈り物をしたことがありますが、「無理しなくてもいいんだよ」とかえって気を遣わせてしまったこともありました。
正直高価なモノよりも、孫からの「おめでとう」という言葉に笑顔を見せる場合が多かったりもして…やはり気持ちを言葉で伝えるって相手の心に響くのだなあと何度も感じています。
でも、ただ単に「ありがとう」や「元気でいてね」だけでは相手の心に残りにくいですよね。ではおじいちゃんおばあちゃんの心に響く言葉ってどんな感じなのでしょう?
次の章ではあなたの感謝や労いの気持ちを、おじいちゃんおばあちゃんに100%伝えるためのコツをご紹介したいと思います。
敬老の日に贈り物がなくても大丈夫!電話だけで思いを100%伝えるコツ4選
敬老の日に電話をする場合、ありきたりな「ありがとう」の他にプラスアルファがあるとグッと相手の心に響きやすいです。
特におじいちゃんおばあちゃんというご高齢の方が喜ぶ言葉選びのコツ4つと、それぞれの文例集をご紹介したいと思います。
電話だけで思いを100%伝えるコツその①相手の体調を気遣う
年を経ていくと何かしら不調が出てくるものです。老いの不安を抱えたおじいちゃんおばあちゃんにとって一番タイムリーな話題といえば、やはり体調のことではないでしょうか?
孫が自分の体調を心配してくれるというのは何よりも嬉しいものです。以下のような文例を参考にお電話してみると、相手を気遣う気持ちが伝わりますよ。
敬老の日、おめでとう!足の調子が悪いって言ってたけど、その後調子はどうですか?これから寒くなってくると調子が悪くなりやすいよね。おばあちゃんにはいつまでも元気でいてほしいから、無理しないで自分の体を労わってね。
おじいちゃん、いつもありがとう。肝臓の数値がよくないって聞いたからちょっと心配してたんだけど、体調は大丈夫?おじいちゃんが長生きしてくれたらやっぱりうれしいな。お酒好きだからつい飲みすぎちゃう気持ちもわかるけど、ちょっぴり控えて、いつまでも健康でいてね。
電話だけで思いを100%伝えるコツその②お世話になったことへの感謝
特に地方のおじいちゃんおばあちゃんですと、定期的に季節の野菜や果物、特産品などを送ってくれる方も多いですよね。
また入学や卒業・就職などの節目節目で必ずお祝いをくれたり…おじいちゃんおばあちゃんは今までの人生を温かく見守ってくれた方なのではないでしょうか?
今まで当たり前にように頂いていた気持ちに対して、感謝を伝える場にするのもいいですよ。やったことに対して感謝をもらえると、おじいちゃんやおじいちゃんも改めてやりがいを感じることができると思います。
おじいちゃんいつもお世話になっています。この間は美味しいぶどうを送ってくれて、ありがとうございました。ぶどうを食べるとおじいちゃんが応援してくれている気がして、なんだか元気が湧いてくる気がします。体を大事にして、いつまでもぶどう作りがんばってくださいね!
おばあちゃん、いつもありがとう!この間もらったお盆玉でゲームを買ったよ。ずっと欲しかったゲームだからすっごく嬉しかったんだ。いつもお小遣いをもらえて、本当に助かる!いつかぼくが働いたら恩返しするつもりだから、長生きして待っていてね。
電話だけで思いを100%伝えるコツその③自分の近況報告をする
おじいちゃんおばあちゃんと話をしていると必ず「元気にやってるかい?」とか「この頃はどうだい?」というフレーズを投げかけられませんか?
フレーズからもわかるように、孫が元気にすごせているかとか、どんな生活をしているか、ということがおじいちゃんおばあちゃんはとっても知りたいものですよね。
私は孫どころかまだ子育てをしている最中ですが、毎日「学校どうだった?」とか「体調はどう?」なんてことを必ず聞いちゃいます。
子どもでさえこうなのだから、孫であればなおさら。孫の話っておじいちゃんおばあちゃんの大好物、といっても過言ではないかもしれませんよ。
文例集を参考にしつつ、ぜひご自身の何気ない日常やがんばってること、興味があることなんかをおじいちゃんおばあちゃんに報告してあげてください。
おじいちゃん、毎日暑いけど元気ですごしている?ぼくは今、部活のサッカーをがんばっているよ。この間の試合ではスタメンで出場できたんだ!今度ぜひ試合を見に来てね。おじいちゃんが応援にきてくれるのを楽しみに、練習を頑張るよ!
敬老の日だから感謝の気持ちを伝えたくて、電話したんだ。毎日いかがおすごしですか?私は今お菓子作りにハマッているんだ。だんだん上達してきたから、今度食べに遊びにきてね。一緒にお茶しながらぜひ感想を聞かせてほしいな。頑張って腕を振るうから楽しみにしていてね!
電話だけで思いを100%伝えるコツその④思い出を語る
昨日の夕飯は何を食べたっけ?なんて思い出せなくなる年代でも、昔の思い出はなぜか鮮明に覚えていたりしますよね。
特に孫との楽しかった思い出は、おじいちゃんおばあちゃんにとっては思い出の宝箱だと思います。思い出話を語るって、想像以上に人に元気を与えてくれるもの。
昔のことを思い出して、ぜひ一緒に語り合ってみるのもよいかもしれませんね。
おじいちゃん、敬老の日おめでとう!そういえば昔は夏休みといえば、おじいちゃんと遊びに行ったよね。おじいちゃんが海に連れて行ってくれた夏は本当に楽しかったなあってたまに思い出すよ。今にして思えば、子どもに付き合うのって体力的にも大変だったんだろうなあって…楽しい思い出を作ってくれて本当にありがとう!
おばあちゃん、元気にすごしていますか?敬老の日なのでおばあちゃんのことを思い出しました。昔私のことを「本当に優しくていい子だね」っていつも褒めてくれましたよね。くじけそうになると、おばあちゃんがかけてくれた言葉を思い出して、大変なことも頑張れています。改めて感謝の言葉を伝えたいと思って電話しました。いままで本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
敬老の日に贈り物がなくても大丈夫!電話だけで思いを100%伝えるコツ4選まとめ
敬老の日に電話だけで思いを100%伝えるコツや文例集をご紹介してきましたが、やっぱり言葉の力ってすごいなって感じていただけたでしょうか?
敬老の日に贈り物をすることももちろん良いことではありますが、改めて言葉で感謝や労いを伝えるって素敵なことですよね。
体調を気遣ってもらったり、やってあげたことへの感謝してもらうのは、おじいちゃんおばあちゃんでなくてもやっぱり嬉しいもの。また、お互いに近況報告をしたり思い出を語り合うって、やっぱり人を元気にしてくれるものです。
忙しかったり、金銭面や家庭の事情などで贈り物がしずらい方こそ、いつでもどこでもできる電話を利用したおしゃべりのメリットをぜひ活用してほしいなと思います。
たかが電話1本ですが、されど電話1本でおじいちゃんやおばあちゃんに感謝を届け、そしてご自身の中にも、温かい気持ちが湧いてくるのをきっと感じることができますよ!