答えはなんと昆虫!
日本でも見ることができる昆虫、ハンミョウの中には、時速80kmで走ることができるものもいるんです。
人間の最速記録を持つウサイン・ボルトさんが時速44kmくらいなので、比べるとなんと倍近いスピードですね。
このように、一つのポイントに注目して周りを見てみると、知らなかったことや意外なことがたくさん見つかりそうですね。
今日は、「速さ」に焦点を当てて、「色々なものの速さ」についてご紹介したいと思います!
まずは王道!生き物「速さ」ランキング
まず、みなさんもよく知っているものもあると思いますが、「速い」生き物についてご紹介です。
生き物、といっても様々な環境、生態に分かれているので、ここでは「歩く」「泳ぐ」「飛ぶ」の3つのグループに分けて紹介していきましょう。
歩く生き物の速さ第1位〜第3位
1位:チーター 120km/h
2位:スプリングボック 100km/h
3位:プロングホーン 88km/h
陸上を歩く動物のなかで、速さ第1位は皆さんご存知のチーターです。
速く走ることに特化して進化したチーターは、やはり不動の1位ですね。
時速120kmというと高速道路で走る車の最高スピードです。
2位と3位はどちらもウシ科の草食動物です。肉食動物から逃げるために速く走れるように進化したんですね。
泳ぐ生き物の速さ第1位〜第3位
1位:バショウカジキ 120km/h
2位:メカジキ・マグロ 100km/h
3位:シャチ 88km/h
あまり知られていませんが、水中にもチーターと同じくらい速く動ける生き物がいるんですね。
ただ、水中の生き物なので、正確な速さの計測は難しいのが現実です。
記録されているバショウカジキの120km以外にも、マグロが160kmで泳ぐという説もあり、本当のNo.1ははっきりとはわからないそうてす。
飛ぶ生き物の速さ第1位〜第3位
1位:ハヤブサ 350km/h(急降下時)
2位:ハリオアマツバメ 170km/h
3位:メキシコオヒキコウモリ 160km/h
世界で最も速く動く生物は、その名も有名なハヤブサでした。
新幹線やジェットコースターの名前にも使われるほどそのスピードは知られていますが、まさか本当に新幹線より速いとは!
ただ、ハヤブサの最高速度は獲物を狙って急降下する時のもの。普通に飛んでいる時は時速100km/h程度だそうです。
番外編1番遅く動く生き物
ちなみに一番遅い生き物は、サンゴなど定着して動かないものを除くと、「バナナナメクジ」です。
アメリカのカリフォルニア州に生息し、体長20cm、黄色と黒の模様でバナナに似ていることが名前の由来のこのナメクジ、動く速さは時速約8.28cm。
2m移動するのに丸1日かかるのです。
比べてみよう乗り物の「速さ」
続いて、色々な乗り物の速さを比べてみましょう。
まずは私達が日本で乗ることができる乗り物をご紹介しましょう。
私達が乗れる乗り物の速さ(時速)
- 鉄道 320km/h(新幹線「はやぶさ」)
- 飛行機 900km(一般的なジェット旅客機)
- 船 83km(ジェットフォイル)
- 車 120km/h(普通乗用車、公道)
- ロープウェイ 43km(日本最速、びわ湖バレイスキー場)
- 自転車 15km(シティサイクル)
- スクーター 30〜60km
やはり速さでは飛行機がダントツトップですね。
車は、日本では公道で出せるスピードが決まっているため時速120kmが最高速度ですが、実際はもっと速く走れるように作られています。
想像以上に速かった乗り物、遅かった乗り物は何でしたか?
個人的にはジェットフォイルの83kmという速さに驚きました!
次はレースという、速度を競ったときの乗り物の速さです。
レースにおける乗り物の速さ(時速)
- F1レース(車) 約400km
- 競輪(自転車) 約70km
- 競艇(ボート) 約70km
- 競馬(競走馬) 約70km
- オートレース(バイク) 約150km
- オートレース(バイク) 約150km
レーシングカーは新幹線を上回るスピードを出せるものもあるんですね。
時速400kmで走るということは、1秒で111m先に進むということ。
よく見ていても見逃してしまいそうです。
また興味深いのは、競輪(自転車)、競艇(ボート)、競馬(馬)がすべて同じくらいの速さだということ。
レースでは自転車でも車と同じくらいのスピードが出ることも驚きですが、競走馬の速さにもびっくりしますね!
比べてみよう目に見えない、形のない「速さ」
最後に、身の回りにあるけれど直接見ることができなかったり、触ることができないものの「速さ」のご紹介です。
- 音 秒速340m
- 光 秒速 30万km 地球7周半
- 電波 秒速30万km(電波も光も電磁波の一つ、同じ仲間なので速さも同じ)
- 雷 先駆放電 秒速200km 主放電 秒速10万km
どれも速すぎて、それって一体どのくらいの速さ?
と、いまいちピンとこないですよね。
例えば音は、1秒で東京タワーの下から頂上まで登れてしまうくらいの速さ、光や電波は1秒で地球を7周できる速さです。
雷は落ちる前に横に広がる「先駆放電」と、地面に落ちる「主放電」とで500倍も速さが違うんですね。
色々なものの速さまとめ
本日は動物から雷まで、「色々なものの速さ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
あらゆる「動き」に対して発生するのが「速さ」という考え方。
今回ご紹介したもの以外にも、身の回りにはたくさんの「速さ」があります。
目に見えるもの、見えないもの、大きいもの、小さいもの、様々な「動くもの」の速さを調べてみてください。
きっと人に教えたくなるような、意外な事実や驚きの真相が見つかったりしますよ。