幼児教育

後悔!小学校入学前に身につけさせたかった6つの勉強

2学期のある月曜日の朝。『学校に行きたくない・・』と悲しい顔の娘。どうやら算数の授業についていけない様子。連絡帳には『一度理解を示すが、練習問題をやらせるととても不安な顔になります。近道はありません。学校でも指導していきます。ご家庭でも反復練習でお嬢さんに自信をつけさせてあげてください』との先生からのお話し。

2学期からは学習スピードがあがり、1学期で習った事は理解している前提で授業が進んでいます。習ったときは理解しても次の学習に応用できるほど身についていませんし、のんびり屋であきっぽい娘に根気強く教えていくのは忍耐力のいる仕事だと痛感し、入学前にもっと教えてあげていればなと後悔もしています。

それは、幼児期に机に向かって勉強をさせておくという事ではなく、『知識として頭に入っていればもっと楽にスムーズに授業内容が理解できたんじゃないのかな』という事です。

今日は、就学前に一緒に学んでおくと必ず役に立つ生活の中で勉強できる6つの事についてお話ししていきたいと思います。

就学前になぜ身につけさせたいと思ったのか

我が家の大誤算は『学校でみんな習うからそれからで大丈夫』と思っていたからです。

入学すると毎日嫌でも勉強が始まる。それなら今は少々の間違いやトンチンカンな答えの方が大きくなった時に「あの頃は可愛かったねーー」といい思い出になるはずーー♡今は赤ちゃんと子供の間の娘を思う存分味わおうと、あえて時計やお金の計算読み書きを教えていませんでした。

その時は理解してもらえなくても、生活の中で教えてあげられることがたくさんありました。その日々の積み重ねが1年生の授業内容と密接に繋がっていて、幼児期に頭の片隅に記憶していればもっとスムーズに授業内容を理解していけたんじゃないかなと思います。

就学前に身につけたい6つの勉強

①時計の仕組み

1学期に「3時・3時半」と簡単な時計の読み方を教わります。が、時計の短針・長針がどう動いて、何時が朝・昼・夕方・夜かがわからない。極端に言うとそもそも「針が進む」の概念がわかっていない。とテストができても日常生活で活用できません。

日常会話で、『短い針が3で長い針が12だから3時だね。お昼と夕方の間だね!おやつにしようか』など、時計と時間と日常生活を紐づけて語り掛ける事が大事です。すぐに理解できなくても授業で役に立ちます。

同様に、日付けと曜日の感覚も大事です。例えば、大好きなテレビの日を中心に教えてあげたりもできます。

②語彙力

例えば『高いの反対の言葉は?低い』『重いの反対は?』1学期のひらがな学習でよく見かけた問題です。また、イラストをみて名前を答える問題や桃太郎やシンデレラのお話しにでてくる登場人物を答える問題。ひらがな学習なのにイラストの名前が分からなくてバツになっていました。

小さい頃は「とり」でよかったけど、「ふくろう・にわとり・ひよこ・すずめ」ポピュラーな鳥の名前は覚えておく。

『デカい』や『ヤバい』は私達も使ってしまいがちですが、大きいも高いもデカい。おいしいも危険もヤバい。これでは子供たちの語彙力が増えません。絵本を読み聞かせたり私達も正しい日本語を使い慣れる事が大事だったと痛感しました。

また問題を読み解く力も弱いと痛感しています。「①」「」「あ~う」「もんだい1」の意味が理解できない。これは何?から始まりました。

こんな事まで教えないと分からないのかな・・・と悲しくもなりました。でも大人の当たり前は子供には通用しないんだ!何度も何度も繰り返し教えていきました。

③数字に慣れる

せめて100までは一緒に数えられたらいいとおもいます。言える事が大事というより、9の次は10で19の次は20。数字の変化で規則性がある事を理解してるかいないかで10の位の足し算引き算の理解度が違います。

2桁の数字の学習が始まると、『10の塊が何個かな?』と教わります。『10』の「1」に当たる部分は「イチ」ではなく「ジュウ」なんだよと理解できるかな?20、30と増える意味が理解できるかな?

お風呂の中で一緒に数えたり、お菓子の数を数えて10以上の数の規則性をわかっていると足し算引き算、さくらんぼ計算がスムーズになると思います。

 

④カタカナ

2学期に授業で習い始めました。ただ、ひらがな学習よりスピードアップして授業が進むので全く読めないとすごく苦労しています。同時に漢字の学習も始まります。

カタカナは書けなくても読めた方が楽に2学期の国語の授業を迎える事ができます。男の子なら戦隊ものやトーマスのキャラでカタカナを読める様になりますし、女の子ならメルちゃんリカちゃん、プリキュアなどカタカナ表記のオモチャでカタカナ読みの学習ができます。

 

⑤ひらがな

ひらがなは読み書きできるようになっておきたいですね。これだけはできていたので、1学期のひらがな学習を余裕を持って取り組んでいました。自分の名前を書いたり自己紹介の原稿を作ったり、学校探検に行ったり、国語の授業が始まる前からひらがなを読み書きする機会がたくさんあります。一番大事なのが「連絡帳の伝達事項」です。明日の時間割、提出物、持ってくるもの。忘れずにママに伝えられるようにひらがなはぜひ学習しておきたいです。

 

⑥足し算引き算

  • お箸の数は全部で何本だ?
  • アメを3こ食べたら何個残る?
  • あと何個あれば家族4人みんなで食べられる?

足し算引き算の基礎となる問いかけがたくさんあります。生活の中で日常的に使えていると、文章問題で「合わせて、全部で、違いは」と足すのか引くのか?文章の中からヒントをみつけだす練習になります。

通信教育をやっていれば大丈夫?

娘も幼児通信教育を習っていましたし、現在も継続中です。入学前の勉強は通信教育だけでは足りないと実感しています。上でご紹介した家庭でできる勉強を土台に通信教育でさらに学習を深めて、入学後の授業に臨むのがベストだと思います。

最近娘が、タブレットでやった問題が学校ででたんだよ!楽勝だった!!

と話してくれました。子供の自信にも繋がっています。

入学を控えている保護者の方へ

娘への幼児教育の失敗談をもとにリアルな後悔ポイントを色々話してきました。うちには4年生の兄がいるのですが、娘とは真逆で幼児期に特別勉強させておけばよかったと後悔した事はありません。

兄は年中の時にハマり始めた「妖怪ウォッチ3DS」を攻略したくて、ひらながも漢字もカタカナも時計の仕組みもすべて妖怪ウォッチから学びました(笑)特別教えたことがないんですよね。何かを関連付けて考えるのも好きです。

娘はマイペースで興味のないことは何度教えても覚えません。兄の様に関連付けて考える事もしません(笑)その代わり、マグロの様に一日中動き回っています。怪我もよくします。それでも学校で学べばどうにかなるか♪と油断していたのが今回の後悔の原因です。

お子さんによりアプローチの仕方は様々ですが、入学前に勉強したくない!ってお子さんにも最低この6つが頭の片隅に入っているだけでも、授業についていけるかいけないか左右してくると思います。我が家がそう実感しています。

入学前に何をやっておけばいいんだろう?ってお悩みの保護者のみなさんに少しでも参考になれば幸いです。

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